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見沼ファーム21

 

見沼ファー ム21   http//members3.jcom.home.ne.jp/hill-side/
   〜見沼田圃の水田を残す「市民参加の米作り活動」〜

  見沼田んぼを美しく守っていくのは次世代にかけての私たちの責務、と謳われた埼玉県の<見沼田圃の保全・活用・創造の基本方針>が平成7年3月制定され、その下で県、さいたま市(旧浦和市、旧大宮市)川口市により基金が積み立てられました。そのお金で、見沼田圃保全のため農家が耕作出来なくなった農地などを県が買い取りや借受けて見沼田圃に公有地の農地が誕生しました。

 見沼ファーム21はそんな公有地が活動の場所、県の見沼田圃公有地化推進事業の一つとして県の委託を受け、平成11年から県民の米作り体験活動を行っています。会員は定年退職した男性や主婦に混じって職に就きながらの人もいて、みんな見沼田んぼと米作り大好き人間のボランティア活動をしています。

毎年2月の<彩の国だより>で体験参加者を募集、応募した人を参加者として迎え、5月の田植えから9月の稲刈りまでの作業を体験して頂きます。10月にはみんなで収穫祭をして見沼田圃の実りに感謝します。今年の参加者は500人を越え、年々参加者が増えています。作り方は「安心な米作り」と「田圃の生き物や自然環境との共生」を考えながら進めてきました。この活動が米作りには全く未経験の市民の手でスタート出来たのは周辺農家の皆さんの指導、協力があったからこそ、そのノウハウはもちろん、農機具を借りたり、農作業をお願いしたりして少しずつ会員も経験を重ね、8年目の今年は会員の腕も上がってきました。見沼田んぼの農地、水田がこれ以上減らないでほしいとの願いから、これからも農家=生産者と、都市住民=消費者の交流の場として大切にお付き合いしていきたいと思っています。
 もっとも見沼田圃らしい美しい景観が今も残るといわれている見沼代用水東縁の加田屋新田の田圃一箇所からスタートし、今年は大谷、片柳、上山口新田など計6箇所約17,000㎡の田圃で活動しています。このうち、大谷地区の<ドロンコ田圃>は稲を植えない、水を張っただけの田圃で、子どもたちに、思いっきりドロンコ遊びをさせたい、蛙やメダカ、トンボなど、田圃の生き物たちとのふれあいを、と考え作ったものです。誰でも自由に遊べる場として皆さんに来て頂きたいとPR中です。ただ冬場に水が無くなり、生き物の越冬対策が課題になっています。
 収穫した米は、参加者の皆さんに配布したり、お世話になった人へのお礼と、更に<見沼田んぼ有難う米>として県内の福祉、環境、教育などに関わる市民団体に寄付しています。
 米作りは面白い、そして奥の深い営みです。この活動を通して<自然との共生>や<農><食>を改めて問いかけながら、見沼田圃のもつ農地としてはもちろん、様々な意義を伝えていきたいと思っています。だれにも“ふるさとの原風景”として心を癒してくれる見沼田圃、いつまでも美しい姿であってほしいですね。
 この活動を一緒に担ってくれる会員を募集しています。下記までお問合せ下さい。


見沼ファーム21 048−686−2851(島田由美子)

 [秋の実りを思いつつ、仲良く一列の田植えです] 

 

  [秋空の下、皆様の努力が稔った収穫です]

 

  [ぬかるむ泥の中、都心では少なくなった光景です]

 

 

見沼田んぼで

お米づくりをしてみませんか?

 県の見沼田んぼ公有地化事業のひとつとして、平成11年に市民参加の米づくり〝体験水田農園〟がオープンしました。60組の募集にその2倍の応募者があり、抽選で66組が参加、そのなかには、担任の先生に引率されてはるばる戸田から参加した小学校6年生の子どもたちのグループや、新座や坂戸、越谷等県内各地から家族ぐるみで参加した方々の姿が目にとまりました。
 はだしで入った水田で、一本づつ手で植えた苗。「ドロのなかってけっこうキモチイイ」と子どもも大人もリクエストが出る程好評だった田植え。
 夏、暑さのなかで畦の草刈り、田の草取りはおたまじゃくしやどじょう、蝶やトンボと出会ったり、水田に咲く小さな花を見つけてはしゃぐ子どもたち。
 田んぼでは日増しにしっかりと根をはり、みごとな穂に成長していく稲。そしてたわわに実った稲の波と…。
 収穫!自分たちで作った米の味はまた別格です。

 慣れない農作業…やはり「キツイネェ…」とつぶやいたり、農作業の指導をして頂いた農家の仕事ぶりに感心したり…。何といっても自然相手の仕事、その難しさに触れるなど、貴重な体験でした。
募集は例年「彩のくにだより」に掲載しています。ぜひ皆さんも体験してください。

      予   定 : 入園契約料 6000円     募  集 : 90組
      作業開始  :  例年5月 田植え時から

お問い合せ先 :  TEL 048−686−2851 島田

見沼ファーム21代表


 

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