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見沼たんぼの見所紹介

〜緑のヘルシーロード〜

見沼通船堀東縁 芝川第一調節池

見沼通船堀東縁から見沼代用水東縁を上流に向かうと、左手に『田んぼ』が見えてきます。ここが下山口新田です。見沼たんぼも『田んぼ』とは言いながら、減反政策等で本当の『田んぼ』が少なくなってしまいました。ここはその残された貴重な『田んぼ』の一部です。今、見沼たんぼでまとまった『田んぼ』を見ることができるのは、この下山口新田と、加田屋新田、総持院近辺、そして大和田公園近辺のみとなってしまいました。

 

 

 

 

 

 

そして、JR武蔵野線のガード下をくぐると、左手に見えるのが、芝川第1調節池です。

最近、芝川第1調節池について、こんな質問を受けることがあり、以下のように回答しています。

質問:『所で今、大規模に田んぼを掘り起こして治水工事と言うことで大きな穴を彫っていますね。工事の結果池のある大きな公園でもできると有り難いのですが、最終目的はどんな形になるのでしょうか、未来計画など有りましたらお聞きしたいのですが。』

答え:『これは、芝川第1調節池といって、芝川の洪水防止が目的です。池の面積は両岸あわせて92.3ヘクタールで、最大貯水量は東京ドームの約4倍の550万立方メートルです。埼玉県南部河川改修事務所が1979年(昭和54年度)に着工しています。現在、工事中の芝川第1調節池の他に、さいたま市(旧大宮市)に芝川第7調節池が完成しています。』

 

 

 

 

 

   

川口市の大半を水没させた1958年の狩野川台風では、見沼たんぼがなければ大勢の死者が出たといわれます。 見沼たんぼが、約1千万トンの洪水をプールのように蓄えたからです。
 これを受け、埼玉県は1965年に「見沼三原則」を設け、見沼たんぼの農地の転用を厳しく制限しました。
 そして、この制限が、首都近郊に残された大規模緑地空間を生み出したのです。
 また、このため100年に一度程度発生すると予測される雨量を対象として洪水対策を図ることとし、見沼たんぼに7つの調節池を作るという、芝川河川改修計画を策定しました。
 芝川第1調節池の環境整備計画の策定にあたっては、見沼たんぼの自然環境の保全・創造、平常時における広大な空間の活用が望まれています。そのため、治水機能と整合を図りながら、多くの生物が生育・生息できる自然性の高い空間や広く県民が多目的に活用できる空間づくりを目指し、学識経験者、市民代表、行政機関代表から構成される「芝川第1調節池環境整備検討委員会」を組織しました。委員会は、平成8年2月から平成10年3月にかけて6回の検討を行い、環境整備の基本理念、基本方針を次のように定めました。

<<基本理念>>

住民にとって安全な河川整備を行い / 緑豊かな見沼たんぼの自然と調和し/ 多くの人々が憩い集う空間づくり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<<基本方針>>

【県民にとって安全な河川整備】

芝川の治水安全度の向上を図るとともに、大震火災時の避難拠点となるような空間づくりを目指します。

【緑豊かな見沼たんぼの自然と調和する第1調節池】

良好な環境の創造を行い、見沼たんぼの自然環境の保全、創造、回復に役立つような空間づくりを目指します。

【多くの人々が憩い集う空間づくり】

広く県民が身近な自然に親しめ、気軽に利用できる空間整備を行うとともに、誰もが安心してくつろげる快適な空間づくりを目指します。

※文章は、一部、埼玉県南部河川改修事務所が平成12年3月に発行した『芝川第1調節池』のパンフレットから引用しています。  

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