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みぬまたんぼ探検隊

「辻の獅子舞を見る」

 5月16日(日)、さいたま市の無形民俗文化財に指定されている「辻の獅子舞」が、さいたま市緑区南部領辻の鷲神社に奉納されました。当日は、朝からあいにくの雨模様でしたが、
奉納舞いが行われる頃にはやみ、地元や市の関係者並びに多数の見学者が見守る中、約1時間半に渡って勇壮な舞いが披露されました。

 その起源は、約900年前、八幡太郎(源義家)の奥州征伐の応援に、弟で笛の名手としても知られる新羅三郎(源義光)が、ここに立ち寄り軍兵の士気を鼓舞するために舞い鷲神社に奉納したことによるとされます。

 この獅子舞は、残念ながら昭和40年頃一度途絶えてしまいましたが、平成12年、約30年振りに復活された郷土芸能で、別名「竜頭(りゅうず)の舞」と呼ばれ、竜が天を舞うように、また地を這うように華麗で激しく勇壮に舞います。いわゆる「三頭一人立ち」の獅子舞で、毎年5月と10月に鷲神社に奉納されるほか、5月の奉納後には村回りと称し、氏子の庭先でも舞われます。

 地域の厄を払い、健康や家内安全を祈りながら舞う三頭の獅子。今回見逃された方は、ぜひ10月に出かけてみてください。

 

 詳細は、「辻の獅子舞保存会」中野茂貞会長
                     TEL:048-878-1352)まで。

(事務局:細沼) 

 


鷲神社への奉納


勇壮に舞う獅子と笛方


村回り

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