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小正月の繭玉(まゆだま)作り

1月12日 (土)

 1月14日〜16日頃を小正月と呼びます。かつては14日に正月の松飾りをはずし、繭玉を飾りました。
 繭玉の行事は、ナラ・ソロ・ミズキ・ヤナギ・ヌルデなどの枝に、白米・玄米を粉にして紅白の繭形あるいは団子形のものを刺し、神棚などに飾り豊作を祈るものです。
 繭玉は歳神様・大神宮様・荒神様・井戸神様・便所神様・大黒柱・米俵の上などに飾ります。家により違いがあるものの歳神様に平年は12個、閏年には13個、神棚に7個、荒神様に36個、その他の神様には小枝に少しつけて飾りました。団子は15日の朝に枝からはずして小豆粥の中に入れて食べました。
 民家園では1月12日(土)に繭玉作りを行い、ミズキの枝に繭玉を刺して民家の大黒柱に飾り、展示ロビーへは、石臼の穴に枝先を刺して展示しました。
 かつて農家では大宮の片倉製糸工場や与野の渡辺製糸工場へ繭を出荷したといい、繭つくりは農家の現金収入を支える大事な産業となっていました。(民家園)

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